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スネール除去はトーマシーだけじゃない!キラースネールの導入と感想 熱帯魚図鑑.vol4

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水槽内でちっちゃな巻貝が繁殖してしまった!なんてことはありませんか?

実は私もスネールに悩まされた時期がありました。意図的にラムズホーンという巻貝を導入していた時もありますが、購入した水草から黒いとがった形の巻貝を発見してしまい、爆殖してしまいました。

私はトーマシーという魚を導入して対策を試みました。詳しいことはこちらの記事に記載してあります。

 

今回は、魚ではなく貝に退治させよう!ということで、キラースネールという貝をご紹介します。

果たして熱帯魚図鑑に入れてもいいのか、もはや熱帯魚ではなく貝なのですがしっかり紹介していきます。

 

 

 

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キラースネールとは?

  • 学名:Clea helena
  • 流通名:キラースネール、スネールキラースネール、アサシンスネール
  • 分布:マレーシア、スマトラ、タイ
  • サイズ:20~35mm
  • 食性:肉食性
  • 特徴:雌雄非同体
  • 価格:200円~400円

別名アサシンスネールとも呼ばれる、貝のなかでは珍しい肉食の貝です。水質は中性から弱アルカリ性を好みます。

温度は一般的なの熱帯魚と同様に18℃~25℃程度を好みます。

インドネシアやタイ、マレーシアに生息しており、体長は大きくても3㎝程度と小柄な貝です。

水質にはそこまでうるさくないので、基本的に適当飼育で大丈夫です。私は水槽にどぼーんって感じで導入しています。ですがあまりにも水質が違いすぎると導入時に落ちることがあります。心配な方は水合わせをしてから導入しましょう。確実な水合わせ方法をこちらに記載していますので参照ください。

tropicallife.hatenablog.com

 

このキラースネール、意外に移動速度が速いです。もちろん魚よりは遅いのですが、貝の中ではトップを争う移動速度ではないでしょうか、さすが肉食貝ですね。まるでハンターの様です。

 

繁殖方法・爆殖するのか

結論から言うと爆殖しません。

実は増えにくい貝でもあるんです。というのも、雌雄別体で購入時にすべて雄、すべて雌といったことも珍しくありません。さらに、産卵数が少なく、成長速度も比較的遅いため水槽内でびっくりするくらい爆殖することはないでしょう。

ラムズホーンやサカマキガイの卵を見たことがある方はわかるかもしれませんが、ゼリー状の膜に包まれた卵を水槽面や水草に産みつけます。しかし他の貝とは違い、この卵には1つの卵しか入っていません。

また、その卵は孵化に2ヵ月かかり、生まれて成熟するまで約半年もかかります。この点ラムズホーンやサカマキガイとは異なりますね。 

さらに、オスとメスを見分けることは不可能に近いです。ほとんど運の要素が強いのでそれも爆食しない理由の1つでしょう。

 

スネール駆除について

スネールの駆除能力についてはトーマシーには劣ります。駆除も彼らの気分次第という一面もありますので、気長に待つのが得策でしょう。

本当にいやだ!!今すぐスネールを除去したい!という方はトーマシーの導入も検討してみてはいかがでしょうか。

もし水槽がエビや小型魚がいるようなら迷わずキラースネールです。トーマシーだと彼らを捕食したり追い回したりする可能性があります。

キラースネールは見た目も渋くてかっこいいので私はとてもおすすめしています。

ただし、苔取り要因として石巻貝やラムズホーンを導入している方は注意が必要です。

キラースネールは文字通り別の貝を襲います。そして捕食します。ですので他の貝との混泳は不可です。もし苔取り要因が欲しいのであればヤマトヌマエビやシュリンプを導入しましょう。

 

トーマシーとの混泳は?

トーマシーとの混泳はできません。トーマシーは貝を食べますので、キラースネールも例外ではありません。

食べられちゃいますので混泳には注意しましょう。

先ほども書きましたが、シュリンプとの混泳がおすすめです!

 トーマシー以外でも、フグ等の貝を捕食してしまう熱帯魚との混泳はできません。

 

何匹必要?

水槽の大きさとスネールの量にもよりますが、私は60㎝水槽に3匹、90cm水槽に5匹を推奨しています。

というのも、彼らはうまく雄雌いたら繁殖します。もし除去速度をアップしたいのであれば数を多く導入するのも手ですが、景観を損ねず、かつ駆除してもらうのであれば上記数が妥当でしょう。

ただし、駆除速度は導入数に依存すると考えてください。また、例えば60cm水槽に導入できる貝の数は50匹程度が限界です。それ以上だと自然に淘汰されていきます。殻が残ってしまい水質の変化が起きてしまう可能性もありますので入れすぎには注意しましょう。

 

まとめ

スネールがわいてくるとその見た目からショックを受けることもありますよね。トーマシーやフグといった買いを捕食する熱帯魚を導入するのも手ですがデメリットもたくさんあります。一方キラースネールはほとんどノーデメリットで水槽内の警備をしてくれる優秀な貝です。この記事を読んだ方のスネール対策の一助になればと願っております。