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メダカの餌の栄養価を総まとめ おとひめやライズの栄養価は生き餌に比べて高い!?

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ゾウリムシを与え始めて針子たちの元気がすこぶるよくなった気がする!

私も前回の記事を見て培養してみたんだけどあっという間に増えちゃってびっくりしてる!今では毎日あげてるよ!

うんうん、でもメダカの餌って有名な「おとひめ」や「ライズ」「キョーリンの餌」とかいっぱいあるよね、それなのになんでゾウリムシを与えるんだろう?

そうそうブラインシュリンプもあるし・・・本当にゾウリムシがいい餌なのかわからなくなってきちゃった!

じゃあ今回は私が色んな餌の栄養価、もちろんゾウリムシの栄養価もまとめるね!

楽しみ!どんな餌がいいのかなあ

 

餌の栄養価

餌の栄養価はどうやって決まるのでしょうか。そして具体的にどのようなものなのでしょうか。人間ではビタミンや鉄分、カルシウムと色々思い浮かびますが果たしてメダカにも同じことがいえるのでしょうか?

メダカの餌に限らず観賞魚の餌の栄養価は主に

  • 水分
  • 粗タンパク質
  • 粗脂肪
  • リン
  • カルシウム

があります。

それぞれ解説していきます。

まず水分、これは餌に含まれる水分量を示しています。海水魚は脱水症状にならないためにたくさん水を飲みますが淡水魚は違います。餌で摂取できる水分量で補えるからです。直接栄養になるわけではないかもしれませんが必要な要素の一つです。

 

次に粗タンパク質です。あれ、粗ってなんだ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

これには理由があります。実はタンパク質そのものを測定しているわけではなく、タンパク質を構成している窒素を測定しています。その測定値に窒素係数というものをかけることで粗タンパク質を算出しています。単位は%です。しかし窒素を含むものはアンモニアもありますよね?そうなんです。様々なもの窒素を含んでいるので数値に現れてしまいます。そのため粗たんぱく質という表記になっています。

タンパク質は人間同様に肉を増強します。つまり体がすぐ大きくなり元気な魚になります。筋肉質になるイメージですね。体の構成成分、ホルモン、エネルギー源になります。生命維持及び成長には不可欠です。非常に重要な栄養素の一つです。

 

次に粗脂肪です。粗脂肪は肉を作り成長を早めます。脂肪が多いと人間も太りますよね?魚もどんどん太ります。早く大きくしたいならいいかもしれません。しかしデメリットもあります。それは脂肪過多により内臓に大きな負担がかかってしまうことです。脂肪を摂りすぎた結果内臓や生殖器に異常をきたし最悪の場合は死んでしまうこともあります。たまにあげる分には大丈夫かもしれませんがあげ過ぎには注意しましょう。

 

次にリンです。リンはあまり聞きなれないかもしれませんが、必要な栄養素なんです。リンは多くの魚で約1%必要だと言われています。もしリンが不足してしまうと成長不良や背骨の湾曲になってしまいます。つまり背曲がりが出やすくなるということです。遺伝だけが原因ではなく実は栄養素に原因があるかもしれません。

 

最後にカルシウムです。カルシウムは通常飼育水に含まれていますのでそこから摂取することが可能です。ですのでカルシウム値に関してはそこまで気にすることはないかと思います。滅多なことではカルシウム欠乏症にはならないはずです。

 

生き餌と人工飼料の違い

餌には大まかに分けて生き餌と人工飼料があります。実際自然界で暮らしている魚は生き餌を食べています。人工飼料を食べているのは養殖魚くらいですね。さて、生き餌と人工飼料で何が違うのでしょうか?

 

大きく栄養素が違います。小赤を例にとって説明していきますね。小赤には水分が80%近くも含まれており、粗タンパク質は12%程度とかなり低いです。栄養価的にはあまり高くない印象です。また、実はビタミン量も少ないです。桁が違います。

しかし同じ生き餌であるミルワームや赤虫はタンパク質や脂肪が多く栄養価が全く異なります。

ビタミンが欠乏すると免疫低下や成長不良に、脂肪が多いと内臓の病気になります。

 

ではなぜ自然界の魚は元気に生きていられるのでしょうか。それは偏った食事をしていないからだと考えます。小赤や赤虫、微生物等何でも食べるので必然的に様々な栄養素を摂取することで元気に育つのでしょう。

一方、人工飼料はその辺を考慮して最初からバランスのとれた栄養価になっています。ですので、もし可能ならあらゆる種類の生き餌を与えるのが望ましいですが実際不可能に近いです。そのため人工飼料をベースにしつつたまに生き餌を与えるのがいいでしょう。

生き餌は非常に嗜好性が優れた餌です。どんな魚も食べてくれます。これがメリットなのですがいかんせん偏ってしまいがちなので注意が必要です。

 

様々な人工飼料について

人工飼料は様々なメーカーから出ています。様々な種類がありますのでしっかり選んでいきましょう。

 

おとひめ

おとひめはメダカを飼育している人なら一度は耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。その嗜好性と栄養価の高さが人気の理由です。

原材料はオキアミミールや魚粉、イカミール等です。さらには小麦粉も入っています。さらには精製魚油やリン酸カルシウム等も入っています。

色揚げ効果はありませんが、消化のいい餌で肉瘤増強や増肉にはうってつけの餌です。

 

ライズ

ライズも有名ですね。こちらはおとひめより水を汚しにくいとメダラーの間では人気の餌の一つです。

原材料はオキアミミールを基本として馬鈴しょでんぷんや精製魚油、レシチンやグアガムも含まれています。

粒の大きさも様々です。初期飼料として使われているので稚魚の育成にもオススメです。

実はこの餌は鮎のために開発された餌なんです。驚きですね。

 

メダカの舞

メダカの舞はホームセンターでひときわ目立つパッケージがおしゃれな餌ですよね。結構高いです。原材料としてはオキアミミールやフィッシュミール、ビタミンや生菌も入っています。本当にたくさんの種類の栄養素が入っています。

スーパーオレンジ等様々な種類があり色揚げ効果があるものもあります。赤系のメダカを飼育している人には特にオススメです。

 

実際に有名どころの餌の栄養価を比較してみる

では各人工飼料の栄養素を表にまとめて比較してみましょう。

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やはりおすすめはおとひめとライズです。ライズには色揚げ効果も期待できるそうですので私はライズに1票ですね。早く大きくさせたい人にはおとひめをおすすめします。

ホームセンターなどで購入したい方はHikari メダカのエサ産卵用をおすすめします。栄養価が高いので非常にいい餌です。私も愛用しています。

ちなみに、気になった餌がありましたら下に購入先のリンクを貼りますので見てみてください。

 

ヒカリ (Hikari) メダカの舞 コンプリート 100g

 

ヒカリ (Hikari) メダカの舞 スーパーオレンジ 100g

ヒカリシリーズのみ文リンクとなってしまい申し訳ございません。

左から、おとひめ、ライズ、Hikari産卵用のエサ、メダカの舞です。

 

生餌の栄養価はいかに?

生餌と一口に言っても様々な種類があります。今回は微生物や単細胞生物等を中心に紹介します。

 

ゾウリムシ

ゾウリムシは原生動物に属します。細菌を捕食しますので栄養価は細菌類よりも高くなります。主にたんぱく質を含んでいます。

 

グリーンウォーター

緑藻のことです。緑藻は炭素源として二酸化炭素を同化する植物プランクトンです。栄養素としてはたんぱく質と炭水化物を含みます。

 

ブラインシュリンプ

ブラインシュリンプは稚魚のエサとしては非常に有名で熱帯魚を飼育している人にもおなじみではないでしょうか。

実はブラインシュリンプといっても成長したブラインシュリンプは栄養価が低いです。

みなさんお気づきのように生まれたてのブラインシュリンプが一番栄養価が高いんです。その理由はヨークサックという栄養袋です。生まれたてのブラインシュリンプはお腹に栄養がたっぷり詰まった袋をぶら下げています。これが高い栄養価の秘密です。成長に必要なたんぱく質からあらゆる栄養素が入ってますので稚魚の成長が早いのだと思います。

 

ミジンコ

タマミジンコやオオミジンコ等たくさんの種類がいるミジンコですが果たして栄養はあるのでしょうか。

ミジンコの主な要素は水分です。そこにややたんぱく質が入り脂質がわずかに入っています。ゾウリムシより大きいので必然的に栄養価は高くなりますがめちゃくちゃ高いというわけでもなさそうです。

 

 赤虫

さて、赤虫はいかがでしょうか。実は赤虫は断トツたんぱく質が多いです。しかし消化が悪いので与えすぎには注意しましょう。また、水が速く汚れてしまいますのでごく少量を与えるよう心がけると非常に優れた餌になります。

 

まとめ

ゾウリムシ以外にも生餌や人工飼料、色々な種類があるんだね!とても勉強になったよ!

よかった!生餌だけじゃなくて人工飼料もバランスよくあげるとメダカたちも成長が早いし元気に育つからやってみてね!

うん!さっそくおとひめとライズ買ってみるよ!