おさかなとリケメン

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メダカのお腹が見るに堪えないくらいパンパンになってしまった場合の対処法

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メダカのメスのお腹がぱんっぱんに膨れてかわいそうなんだ。。。

ああ、それは過抱卵という症状だね。

どうやったら解消できるの?今にも破裂しちゃいそうなんだ。

うん、一番手っ取り早くて確実なのはオスとペアリングすることだね。でも早期発見早期治療が鉄則だから、異変に気づいたら今日話す内容を試してみてね。

 

過抱卵とは

過抱卵とは、大人のメスメダカが、何らかの理由で卵を体外へ排出することができずに、体内へ卵が大量にたまった状態のことです。

 

過抱卵の原因に関してはまだはっきりしていませんが、オスとの相性が悪く上手くペアリングできないことが原因として考えられます。

 

最近、ある論文で魚類には恋愛感情のようなものがあり、パートナーとの恋愛関係がうまくいくと繁殖にも旺盛になることが発見されたようです。

このことからも、ペアリングできていないことが原因で過抱卵になっている可能性があると考えられます。

 

私の飼育環境では、約200匹に1匹くらいが過抱卵になることがあります。差はあるかと思いますが、決して珍しいことではありません。

 

それでは、対処法について説明していきます。

 

まず、オスのメダカを多く入れて下さい。1匹に対して最低でも5匹は欲しいところです。

この状態で様子を見て、うまくいかないようだったらまた別のオスを投入してください。

 

オスが原因でペアリングできないこともあるため、産卵するまで定期的に入れ替えることをおすすめします。

 

次に、塩浴という方法もあります。

これは単独で塩浴させるのではなく、オスと混泳させたうえで塩浴させるのです。

 

塩浴することで傷口からの感染症を防いだり、活性をあげることが期待できます。

 

最後に、手でお腹を押して卵を摘出する方法です。これはあまりにリスクが伴うため、あまりおすすめしません。

ですが、ペアリングでもダメな場合には手遅れになる前に試してください。

 

まず、濡らしたキッチンペーパーを敷きます。また、新しく飼育容器を準備し、飼育水を入れておきます。

 

そして、問題のメスを取り出してキッチンペーパーの上にのせます。その後、キッチンペーパーで軽く抑えつつ、お腹をゆっくり押します。このとき、あまりに強く押しすぎると破裂してしまうため、軽く押してください。

 

これで卵がブリッとでると成功です。上手くいかなければあまり無理はしないでください。

上手く卵が排出できた、もしくは失敗したにかかわらず、この処置が終わったらすぐに飼育水に入れて、塩を投入して塩浴させてください。

 

過抱卵を治療するのは大変ですが、メダカを多数飼育していると往々にして発生するのでこの治療法を実践してみてください。

 

本日はこれにて。

ご覧いただきありがとうございました。