ヴェクセルに合うソケットが全然見つからない!けっこういい値段するし・・・
じゃあ作っちゃおうか!
え!作れるの?
うん、しかも安くで作れるよ。簡単簡単!
じゃあ作ろうよ!あ、でも、丁寧に教えてね、もちろん使ったものもちゃんと紹介してね(笑)
今回作るもの
最近、植物育成用ライトのヴェクセルを購入しました。
ヴェクセルは水槽にも使えますし、チランジアやビカクシダもしっかり育ちます。
しかし、でかいです。スポットライトのようになっているので、なかなか合うソケットがないんです。
ということで、今回はソケットを自作します。もちろんヴェクセルに合うように、めちゃくちゃシンプルなものにしようかと思います。
自作すると、ケーブルの長さも自由自在ですし、好きなところにスイッチを付けることもできます。また、シンプルなものであれば既製品より安くなる場合もあります。
一応、最初に完成型を載せますね。
シンプルでしょ?節約のためスイッチは回すタイプのものにしました。
取り回しも非常に楽なので、これから量産したくなっちゃいますね。(笑)
材料
材料は大きく4つです。
- ケーブル(平行線)
- ソケット(E26 )
- コンセント
- スイッチ
です。
今回使った材料の画像を載せておきますね。
こんな感じです。ソケット本体はわかりやすくするために外しています。これ、簡単に外れます。くるくる回せば外れます。ペットボトルの蓋を開ける要領です。
ケーブルはより線(平行線)を使いました。長さは1.8mにしました。長さはお好みで選んでくださいね。この長さで200円弱くらいだったような・・・もっと安かったかもしれません。
ホームセンターではたいてい長さ単位で売られているので、自由な長さを選べますよ。
さて、ケーブルは画像にあるものと全く同じものを使うといいですよ。先端が二股になっていますよね?これを真ん中のくぼみがある場所から裂いて使います。
ソケットはこちらです。E26という型番のものを選んでくださいね。ヴェクセルはE26口金ですので。
次に、スイッチです。スイッチはロータリースイッチを使いました。約150円くらいで買えました。
一応アマゾンのリンク貼っておきますが、ホームセンターよりちょっと値が張るかもしれません。
次は差し込みプラグです。コードの先っぽにつけるあれですね。コンセントにブスっと刺すやつです。
100均にも売ってますので、探してみるのもいいかもしれません。
基本的に材料はこれだけで足ります。
今回は、ちょっとめんどくさかったので、丸型端子を使いました。
これです。ケーブルに圧着して使います。ただ、これを圧着するには専用の工具がいるので、もし電気工事士とか受験した経験があれば、持ってるかもしれません。
私はたまたま持っていたので、使いました。ただ、もちろん無くてもできますので、安心してくださいね。
一応、今回使った工具も紹介しておきます。
今回使ったのは
- ドライバー
- ニッパー
- 圧着ペンチ
- ラジオペンチ
以上です。
圧着ペンチはなくても大丈夫です。圧着ペンチがない場合、ラジオペンチが必要になります。
ラジオペンチは、先っぽが鋭いペンチで、100均にも売ってますよ。
ちなみに、圧着ペンチのおすすめはこれです。
ちょっと高いですがめっちゃ使いやすい、ほかの圧着ペンチに比べて、力があまりいらないのがいい。おすすめです。
工程
いよいよ作っていきましょう。作り方は簡単です。
圧着する場合、しない場合両方説明していきますね。
まずは圧着する場合
- 平行線の先を丸形端子に合うように剥く
- 圧着ペンチを使って、丸形端子を平行線に圧着する(両端)
- ソケットを上下にわけ、下から平行線を通す
- 穴に合わせてねじ止めする
- 手順3で外したカバーをかぶせる
- 平行線の任意の場所にロータリースイッチを取り付ける
- 差し込みプラグをねじで分解する
- 手順2で圧着した丸形端子をねじ止めする
以上です。
改めて書いてみると、けっこう工程がありました。(笑)
では次に、圧着しない場合
- 平行線の先(両端)を剥く(数㎜)
- 平行線の先(手順1で剥いてある)をラジオペンチで丸め、輪っかを作る
- ソケットを上下に分け、下から手順2で作った線を通す
- 穴に合わせてねじ止めする
- 手順3で外したカバーをかぶせる
- 平行線の任意の場所にロータリースイッチを取り付ける
- 差し込みプラグをねじで分解する
- 手順2で剥いた平行線を、ラジオペンチで輪っかにし、ねじ止めする
以上です。
工程数は同じですね。圧着があったほうが間違いがないというか、簡単にできるとは思いますが、輪っかを作る方式でも問題なくできますからね。
それでは、それぞれの工程を細かく見ていきましょう。
まずはどちらにも共通の手順1、平行線の両端を剥く。です。
これは、ペンチでできます。剥きたい場所、今回は先端から数㎜にペンチの切る場所に合わせて、かるーく握ります。
この時、強く握りすぎないように注意です。被覆の中のより線を一本も切らないように注意してくださいね。慎重に、慎重に。
ある程度切り込みが入ったら、ペンチで切り込みあたりから被覆を引っ張って、外の被覆を外しましょう。
すると、むき出しになった銅線(より線)が見えるはずです。
ここに電流が流れます。
次に、手順2に移りましょう。圧着する場合は、丸形端子にケーブルを差し込み、圧着ペンチに丸形端子のぼこっとなっている部分を合わせて、ぐっと握るだけです。
非常に簡単ですので、割愛しますね。
では、圧着しない場合の手順2、3の説明をしますね。
おそらくほとんどの方がこちらのやり方になるでしょう。そう、より線を使った輪っか作りです。
簡単に言うと、被覆線を剥いた後の銅線部分の先端をラジオペンチでつかみ、内側にくるっと巻き込みます。これで終了です。
言うのは易しって感じですね。(笑)
もし、うまく輪っかが作れなかった方は、「より線 輪っか」で検索してみてください。
輪っかを作った後は、実際にソケットに装着していきます。
画像は丸形端子を使っていますが、丸形端子の〇の部分が輪っかだと思ってください。
ソケットを上下に分解すると(外すだけ)、このような構造になっています。
この金の部分に輪っかを持ってきて、ネジ留めしましょう。
輪っかを作る場合、コツがあります。それは、時計回りに輪っかを作る。ということです。
なぜかというと、ネジは右向きに回ります。右ネジの法則ですね。
時計回りに輪っかがあれば、その輪っかを巻き込むようにネジを締めることができますが、もし反時計回りに輪っかを作った場合、ネジの締める方向と逆なので輪っかの形状が崩れてしまいます。
これ、何気に大事なことですので、ぜひ頭に入れておいてくださいね。
ネジ留めした後は、ソケットを元に戻しましょう。
さあ次はロータリースイッチの取り付けです。
これ、あまり写真が撮れませんでした。すみません・・・
ただ、ロータリースイッチの取り付けは簡単です。
まず、ロータリースイッチのネジを外します。
そして、画像のように平行線の片方を、スイッチを取り付けたい場所で切ります。
あとは取り付けるだけです。
肝心の取り付けの写真がありません!ごめんなさい。ただ、ロータリースイッチの袋の裏に取り付け方の説明が記載されてあります。ご安心を。
取り付けが完了したら、次は差し込みプラグを作ります。
差し込みプラグの取り付けも、手順2、3と同じ要領で行います。
まず、差し込みプラグのネジを外すことで分解します。
そして、銅線で輪っかを作り、ネジ留めします。今回はコンセントから直接電気をもらいますので、銅線の取り付ける場所は右左ありません。
ただ、左右の銅線が絶対に干渉しないようにしてくださいね。
もし干渉しているのに気づかずに、コンセントに挿したら・・・・
「どっかーーーーーーん!バチバチ!!」です。
危ないのでここは慎重に。距離も近いですからね。本当に安全に取り付けるなら丸形端子を使いましょう。
こんな感じになります。
取り付けた後はカバーをつけましょうね。
はい、これで完成です!けっこう大変ですか?最初は大変かもしれませんが、慣れればどうってことないですよ!
さあ、ちゃんと点くかチェックしましょう。
スイッチ・・・・ON!
点いた~~~~!!!
自作した甲斐がありましたね。シンプルソケットの完成です!
まとめ
いかがでしたか?今回は久しぶりに自作しました。
ちょっと難しく感じるかもしれませんが、構造としては非常に簡単です。ただ、銅線の干渉にさえ気を付ければ、案外簡単にできちゃいます。
もし、ヴェクセルを自分流で使いたい方は、この自作ソケットを活用してみてください。
ここからランプカバーを付けたり、板に取り付けたりと、幅はかなり広いです。
自作ライフ、共に楽しみましょうね!
本日も見ていただきありがとうございました!